つちといし拓本



土を彫って拓本の版をつくる感覚は、
土と石自家製絵具を作って描くのと
ずいぶん違って感じます。
もっと直接的で直感的に表現できるように
粘土と親しくなりたいとおもいます。(2012.12)


2013年2月15日〜20日:京都(オプトギャラリー)で拓本たちを展示いたします。
 麒麟や猿、鹿白蛇飛天など
新しく素焼き版をつくりました。
素焼きの"版"と拓本(大きなものから小さなものまで)を合わせて展示いたします。
新しい試みです。 ⇒ 展覧会の情報へ  ⇒ ホーム

素焼きの版を組合せて、このような感じで拓本画にしています。 ⇒最新作の拓本和紙 ⇒拓本和紙

拓本の粘土板  no.28 「麒麟と雲

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分)
〜鹿のような馬のような生き物が「雲」または「風」または「流」を体にまとったのが
  麒麟なのではないか、と感じました。〜


拓本の粘土板  no.27 「鹿と草と樹

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 〜鹿の二つ目を作りました。〜

拓本の粘土板  no.26 「雲と海

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分)
〜「雲」も生き物のように感じることがあります。広い海の上を「ふたりの雲」が、ゆらゆらと、、、
誰かに何かを伝えにいくのか、ただ空を泳いでいるのか。〜


拓本の粘土板  no.25 「蟹と波と月

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 

拓本の粘土板  no.24 「飛天と雲と陸

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 

拓本の粘土板  no.23 「亀と魚とプランクトン

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真は部分的に墨が付いています。

拓本の粘土板  no.22 「白ヘビと稲穂

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真はたくさん拓本をとった後の版の表情です。

拓本の粘土板  no.21 「猿と桃

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真は部分的に墨が付いています。
〜サルは桃の実を夢中でとります。そのうち大きな桃の一つが谷川に落ちて、ドンブラコ、、、
桃太郎の桃の前話には、そんなこともあったりして、と感じたりしました。〜


拓本の粘土板  no.20 「ネズミと南天

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 〜素焼き時に割れてしまいました。〜
 no.19
虎と雲
寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 
 no.18
梅と鳥
寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 

拓本の粘土板  no.17 「猫じゃらしと蝶

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真は素焼き後の表情です。

大昔の人は、
土と石から絵具を作って
岩肌などに描くより
粘土などに柄をきざむ方が
行いやすかったのではないか、、、と
感じ始めたりもしています。(2012.07)


拓本の粘土板  no.16 「ヘビと野イチゴ

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分)

拓本の粘土板  no.15 「ニワトリと野原

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分)

拓本の粘土板  no.14 「クジラと海波と鳥

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 

拓本の粘土板  no.13 「イノシシと実り

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真はたくさん拓本をとった後の版の表情です。

拓本の粘土板  no.12 「雲と光

寸法:巾約11cm 高さ約11cm(絵柄部分) 〜親雲と子雲、雲の一家のイメージです。〜
拓本和紙

一つの山になる」
寸法:巾約180cm 高さ約90cmの部分

個々の拓本の大きさは、巾約11cm、高さ15cmほどです。

拓本の版を組合せて、連続させました。

 ⇒土と石の絵具の拓本の取り方について
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拓本和紙
色々な生き物が一体となった山のようなイメージです。
寸法:巾63cm 高さ98cm の和紙に色々を写し取りました。(写真は部分です)
拓本の版を組合せて、連続させました。
 no.11
龍と星
寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 〜龍の二つ目を作りました。〜

拓本の粘土板  no.10 「とかげとアケビと幼木

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真は素焼き後の表情です。

拓本の粘土板  no.09 「鳳と雲

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真は素焼き後の表情です。

拓本の粘土板  no.08 「猫と蝶と実り

寸法:巾約11cm 高さ約15cm(絵柄部分) 写真は素焼き後の表情です。

拓本の粘土板  no.07 「蛙と雨と草

寸法:巾約11cm(絵柄部分)
拓本の粘土板 no.06
龍と鳥と星

寸法:巾約11cm(絵柄部分)
お仕事をしていない(にらんでいない)龍の姿を作りました。
穏やかにくつろいでいる二人をイメージしました。

拓本の粘土板  no.05 「犬と雲

寸法:巾約11cm(絵柄部分)
子供の頃、堤防を犬が楽しく駆けている姿をよく見ました。
(二つの)雲が流れるのを追いかけているように感じたのをかすかに覚えています。

拓本の粘土板  no.04 「人と雲と実り

寸法:巾約11cm(絵柄部分)
「お地蔵さん」に感じられることが多いです。
男女でも、友達でも、二人の人間が共に立っている風に作りました。

拓本の粘土板  no.03 「兎と月
寸法:巾約11cm(絵柄部分)

拓本の粘土板  no.02 「鳥と日
寸法:巾約11cm(絵柄部分)

拓本の粘土板 no.01 「鹿と鳥

寸法:巾約11cm(絵柄部分)
はじめに作った拓本用のオリジナル柄です。

 土や砂石の粉でつくった自家製絵具で、
版画のようなものができないかと考えていました。
土の絵具では、粘り気が少なく、木版画のような手法では、
うまく写し込むことができませんでした。
そんな時、古い遺跡の出土物拓本にとっている方に出会いました。
これなら、土と石絵具で、作ることができると考えました。



土と石の絵具の拓本の取り方について
拓本をつくりたいと思いましたが、一般的な拓本の取り方を知らないまま、
作りはじめました。子供の頃、10円玉の柄をノートに写したことを思い出して、
拓本用につくった素焼の版に和紙を乗せて、手製ポンポンで色をたたき付けました。
ポンポンはサラシの布を裂いて、裂いた面が平らになるように巻いてつくりました。一般的な拓本用のタンポと少し異なるものになりました。

ポンポンの堅さや湿り度合いによって拓本の仕上がりの印象が変わります。
土と石からつくった自家製の絵具をしみ込ませて、土と石の色の拓本をとっています。
紙を湿らせて拓本をとる「湿拓」が一般的なようですが、
柄を連続して、組合せて拓本の表現する関係で、和紙を湿らさず、
ポンポンでたたくことで、拓本をとっています。
ポンポンの表面が平らなので、版の凸部分のみ柄がでます。(半乾拓といった感じです)

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お立ち寄り下さり、本当にありがとうございます。

更新 2013年2月12日      つちといし 福井安紀

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